日に日に肥大してゆく劣情…。小森順三老人はそれこそが己の存在証明と考えながらも、老いた我が身を鑑みひた隠しにしている。その劣情の対象とは、同居している息子の嫁、美沙子。この嫁と息子、ことある毎にハマりまくっている好き者同士なのだが、ひょんな事から息子、実が絶対安静の身となってしまう。一家を襲う突然の経済危機。大黒柱を失った美沙子の選択とは…?